相良育弥さんによる「茅をつかった照明づくり」ワークショップ 10月9日(土)〜10日(日)

*募集終了しました

ケハレで今年から開催している連続ワークショップです。今回は、淡河を拠点とする茅葺職人集団「くさかんむり」の代表・相良育弥さんによる茅を使った照明づくりワークショップを企画しました。

相良さん率いる「くさかんむり」では、茅葺屋根の仕事以外にも様々なワークショップを開催している。

神戸市は現存する茅葺古民家が全国で二番目に多く、それを守る若手の茅葺職人も相良さんのもとに集まっています。植物を使った昔ながらの美しい屋根は、いま世界でも最先端とされていて、サスティナブルな建築として見直されています。

そんな茅葺屋根の材料で照明器具?と思われるかもしれませんが、相良さんは近年、茅の屋根だけではなく壁、またオブジェやステージ、カウンターテーブルなど家具の領域まで制作されています。

今回は新たに「茅葺の照明器具なんてどうですか?」とお願いをしてみたところ、やってみたかったものの一つ!と快諾してくださいました。

カーニバル00in高知でのメインステージを担当。茅と竹と照明が美しい。
私たちが企画運営しているFARM to FORKという年一回の農業と食のお祭りにも、毎年ステージを茅葺でつくって頂いています。これは照明と組み合わせたもの。
同じ淡河町にある淡河本陣では、茅葺のカウンターを制作されています。

そんな流れで企画したワークショップですので、相良さん自身も茅の照明器具は今回がはじめての試みになります。しかし、いつも多忙な相良さんに出会い、いろんな話を聴きながら、一緒に新しいものを作るという時間は間違いなく貴重です。ぜひ一緒に手を動かしながら、知らない世界に触れてみましょう!

ローカルにある自然な材料から生まれる、オリジナルの照明器具。タイプはふたつから選べます。農村で身近な竹と藁、ススキの穂先を使って作ります。

① 置き型
普段は日常を豊かにする灯りですが、非常時には懐中電灯として使える、ローリングストックとしての灯りです。(単三電池3本が必要ですが、eneloopを使えば、電池の使用を気にしなくて良いですね。※材料に電池は含みません。)

②ペンダント型
照明器具の傘を茅でつくります。中に既製品の照明器具(LED)を入れて、茅の内部が光るようなペンダント照明(ダイニングテーブルやコーヒーテーブルの上に飾るような吊り下げ照明)。

見本は置き型だけですが、基本的には見本にとらわれず、まるで花をいけるように自由に作っていきましょう!それぞれの風景がそこに生まれ、それをお部屋に持ち帰ったとき、まわりの空気がふわっと優しくなるような作品になればいいですね。

置き型照明の見本(2021.9.27掲載)、置き型照明の暗闇の中での点灯時(2021.9.27掲載)。

ワークショップに加えて宿泊もされる場合は、相良さんによる茅葺の話(歴史や国内だけでなく海外事情も)をゆっくり聞いてもらえる時間を設けます。神戸の農村で過ごす夜、茅のこと、農村のこと、植物とひとの関わり、茅葺がつくる未来などについて、相良さんを囲んで話しませんか?

夜ご飯は、NIUfarmやケハレの自家農園で採れたものを中心とした野菜料理です。

夜のごはんは、ケハレを運営するNIUfarm・三宅夫妻の畑や、ケハレのすぐそばにある自家農園の、採れたて野菜たっぷりの農家ごはんです。「野菜だけでも十分に美味しくて楽しい!」そんな体験を共有したくて、ケハレでは野菜料理が基本です。

翌朝目が覚めたら、朝日を浴びながら近くを散歩するのもオススメです。朝ごはんもゆっくり丁寧に。コーヒーはNIUfarmの自家焙煎コーヒーを。一緒に生豆から焙煎し、焚き火で平パンを焼いてサンドイッチを作ります。淡河で迎える朝は、農と共にある暮らしを実践する三宅夫妻ともぜひお話してみてください。チェックアウトは12時になります。

相良さんとローカルの素材で手づくりする時間、ケハレで過ごす神戸の農村暮らし体験、一緒に素敵な時間にできればと思います。

※コロナ感染対策
十分な換気が可能なワークショップスペースで、テーブルは3つ使用して、それぞれ3~4名程度に人数制限し、十分な作業スペースを確保し、感染症対策を実施した上で開催します。

田んぼや畑、丹生山系に囲まれた古民家「ケハレ」のある淡河町野瀬の風景。
ワークショップの会場「ケハレ」の土間ルーム。先日は六甲山の秋あじさいと使ったリースづくりワークショップを行いました。

【概要】
場所:神戸市北区淡河町野瀬
場所の詳細、集合・解散、連絡先などは、参加決定後お知らせします。

茅でつくる照明ワークショップ(10月9日)

料金(材料費込み):参加費税込13,000円/人

日程:2021年10月9日(土)13時半〜17時
近隣駅(岡場駅)までの送迎の有無については申し込み時に記載ください。

※予約の時点で事前決済していただきます。

募集人数:10人程度

相良さんのおはなし会付き宿泊(10月9日〜10日)

ワークショップ料金に加え、以下の宿泊料金と食事料金(ワークショップ形式)がかかります。

宿泊料金:
鍵付個室① 12,000円(1名の場合)・16,000円(2名宿泊の場合)
鍵付個室② 10,000円(1名の場合)・12,000円(2名宿泊の場合)
鍵なし和室 7,000円(1名宿泊の場合)
部屋の概要はこちら

※宿泊される方は、晩ごはんおよび朝ごはんはワークショップ(料理教室形式)になります(夜ごはん料金4,400円・朝ごはん料金2,200円)。ご参加希望の方は、申し込み時に記入してください。
※予約の時点で事前決済していただきます。
※12日のチェックアウトは12時ごろとなります。

上が鍵付き個室、下が鍵なし和室(障子で区切り布団敷)となります。

お申し込み方法:
「real local 神戸」募集ページの下部フォームより
・氏名
・住所
・電話番号
・参加人数(各人のお名前)
・神鉄岡場駅までの送迎の有無、またはマイカーを記載の上、お申し込みください。

キャンセルについて:
当日から1週間前までとさせて頂きます。1週間前キャンセルの場合は料金の50%、3日前からのキャンセルや無断キャンセルの場合は全額分のキャンセル料が発生しますのでご注意ください。また、キャンセル待ちを受け付けますので代わりの方がおられる場合はキャンセル料は発生しません。

*手指消毒、マスク着用など新型コロナウイルス感染症対策を行いつつ実施します。

主催:有限会社Lusie/NIU farm