学生のための畑塾、新メンバー募集中!|MICRO FARMERS YOUTH

MICRO FARMERS YOUTHとは

神戸市北区淡河町の農村を舞台に、学生が春夏秋冬を通じて野菜を育てながら畑で学び、ここで出会った仲間とともにYOUTHをつくりあげていく、そんな畑の私塾です。
大学生を対象として、2021年5月より開講しました。
 (注釈:塾とは元来「門の両脇に設けられた部屋」の意で、その小部屋で家族や近しい人々に向けた学びの場であったことから、私的な教育の場をさすようになった)

前年まで田んぼとして使われていた土地を耕し、一年を通じてプロの農家さんに学びながら農薬を使わず手作りの有機肥料を使って野菜栽培を実践してきました。そして収穫した野菜の調理や加工・販売といった一連の流れも学びます。また、集落の方向けに小さなマルシェやお茶会を企画・実行したり、地域イベントに出店したりといった地域活動を行ったり、集まったメンバーで自分たちが目指したいVISIONを決め、SNSを運用した広報活動なども実践しています。

将来、YOUTHに通った学生さんたちが農業を仕事にするかどうかは分かりません。
ですが、学生のうちに農村に通い、真剣に農に触れてみる。そこで、同世代の仲間と出会い共に汗水ながして作業をする、農を軸にたくさんの人と関わり多様な生き方に触れること。

そうすることで、畑や野菜に愛着をもつようになったり、農をきっかけに日々の暮らしに些細な気づきを得たり、農村が第三の故郷のようになったり。

それらの経験は、これから社会に出ていく中で人生に大きな種をまくことになるのではないでしょうか。

開講に至る背景などはこちら(https://eatlocalkobe.org/microfarmersyouth/ )、日々の活動の様子はこちら(https://www.instagram.com/micro_farmers_youth/)からご覧ください。

座学の会場となる野瀬地区の古民家。実習畑から徒歩2分圏内に位置しています。

 

YOUTHの歩み

2021年5月に開講して以来、春から8名、秋から3名の合計11名の大学生が姫路や神戸・大阪など関西の大学・学部から集まりました。みんな農業初心者でしたが、農に対するそれぞれの興味や熱い想いや志を持つ学生さんたち。

一年間を通じて、野菜の有機栽培と保存食づくり、農資材としては支柱用の竹の切り出しや落ち葉集めなど地域にあるものを活用したり、手作りの有機肥料づくりなどを行いました。

また、集落の方にむけた小さなマルシェ「まごマルシェ」を自主開催したり、毎年開催される淡河を代表するイベント「ぐるっと淡河」にも出店させていただきました。

このような地域活動では、行政の方々や区長さんはじめ、淡河中学校のボランティアメンバーなどたくさんの方々と関わり、協力していただきました。

すると、スクールが開講してすぐの頃は考えられなかったことですが、近所の人たちがわたしたちの畑を通るたびに「若いのにえらいな〜」「きみらが来る時は賑やかでいいわ〜」「畑、綺麗にしてるな〜っていつも見てるよ」などと声をかけてくれたり、お子さんを連れてご家族で畑に遊びにきてくれたり、まるで孫や子供の近所の友達とでもいうように、温かく声をかけてくださるようになったのです。

有機肥料づくりを行う様子
「まごマルシェ」にて、地域の方とお茶をしながらお喋りしたり(左)、淡河中学ボランティアメンバーが手伝いに来てくれました!(右)
「ぐるっと淡河」では、育てた野菜を使ってお野菜スタンプのポストカードづくりを行いました。たくさんのお友達ができました!

 

 

春からの新メンバーを募集します!

はじめて農業に挑戦した学生さんは、雑草の勢いに圧倒されたり鳥害の被害にもあったり、先週は元気だったのに跡形もなく虫に食べられている野菜たちを前に心折れそうになる時もありました。それでも失敗から多くを学び、笑顔で励まし合いながら自主的に畑に来て作業する姿は、とっても輝いていました。

YOUTHで大切にしているのは、単に野菜をうまく育てたり収量をあげることなどではなく、体験を通じて自ら学ぶ力を養うこと、そしてここで共感できる仲間を作り、第三の居場所をつくることです。

ここにいたらほっと安心したり癒される、だからこそ挑戦できる。そんな第三の居場所で、仲間と喜びを分かち合い大変なことも共に乗り越えてきたことは、人生にとって大きな意味をもつのではないでしょうか。

今回はそんなYOUTHの新たな仲間を募集します!

 

〈年間スケジュール〉

・これからのはなし、作付計画を立ててみよう!/作業(5/1)
・春・夏野菜のレクチャー(5/15)
・病害虫・肥料のレクチャー/作業(5/29)
・草引き・害虫退治作業/(6/12)
・みんなの作業(6/26)
・夏合宿(CSAの計画、農作業、まちづくりの話)(7/10-11)
・地域の方むけの小さなマルシェ「まごマルシェ」開催(7/24)
・ローカルエコノミーのはなし/作業(7/31)
・秋の作付計画を立ててみる/作業(8/14)
・夏野菜の加工実習(9/4)
※その他、4月にはプレスクールとしての活動日を予定しています。

・秋冬野菜のレクチャー/種まき(9/19)
・マーケットのはなし/畑作業(10/3)
・枝豆の変化を味わおう/作業(10/17)
・地域のイベント出店(11/14)
・出荷調整の練習!マーケット出店準備(11/28)
・マーケット出店(12/11)
・大豆の脱穀にあつまれー!(12/26)
・冬野菜の加工の実習(1/9)
・みんなの作業日(1/23)
・自分たちで野菜を加工してみよう!WS(2/20)
・振り返り/畑の片付け(3/20)

注:開催日について、開催前日程についてはすべて予定日となります。都合により開講日は変更になる場合があります。

 

〈1日の流れ〉

9:00三宮発ー9:45淡河本町北着(神姫バス)

淡河ゾーンバス(淡河本町北ーFARM HOUSE)

10:00-12:00:座学

12:00-13:30 昼ごはんとお昼寝

13:30-15:30:畑での作業

15:51 野瀬発ー16:01吉尾着(ハ多ー淡河バス)
16:13吉尾インター発ー16:51 三宮着(神姫バス)

遅くなるときもあります。その場合はこちら ↓

16:46 野瀬発ー16:56吉尾着(ハ多ー淡河バス)
17:01吉尾インター発ー17:39三宮着(神姫バス)

 

募集概要

期間:

1.一年コース:2021年5月から翌年3月までの1年間(全20回)
※基本的には、一年間の受講を前提をしております

2.半年コース:2021年5月から翌年9月までの半年間(全10回)

基本的に毎月第1・第3日曜日の開催 (イレギュラーな日程もあります)
参加者希望の方は、以下のフォームに住所、氏名、電話番号、学校・学部 、志望動機 (500-800字) を記入の上申し込みください。

 

ー受講料ー

・1年コース40,000円
(支払いの負担を少しでも減らせるよう、前期2万円、後期2万円の分割払いに対応します。)

・半年コース20,000円

・おためし単発体験 3,000円/回

ー受講料に含まれるものー

レクチャー受講料、畑の利用料、種代、苗代、肥料代

ー受講料に含まれないものー

交通費、お昼ご飯(収穫野菜でみんなで作ることも?!)

ー貸し出し可能な物ー

くわ、鎌、ジョレン、三角ホー、ショベル、移植ゴテ、灌水道具、管理機などの農具

 

申し込みについて

以下の申し込みフォームよりお申し込みください。

https://forms.gle/9apVzsskRKuCiam68

 

活動の様子

正直、農業は地味な作業ばかり。でも、そんな積み重ねとても大切で、それが楽しい!!!
夏野菜の支柱用の竹も、自分たちで切り出しに行きます!
割り箸で小さな害虫を採っていきます!
野菜の片付けは、想像以上に体力仕事⁉︎
獣害対策も必要です。イノシシよけの電柵についても学びます!
神戸市農水産課の枝川さんをお呼びして「農と地域のしごとのお話」
落花生がたくさん採れました!

 

足踏み脱穀機を使って、大豆の脱穀。育てた大豆で味噌作りに挑戦します!
雨の日は、納屋で種まきを行いました。
加工のレクチャー。みんなでえごまキムチ作りに挑戦!
お昼はお弁当を縁側で。幸せです。
一緒に、農を楽しみませんか?