「多くの人にこの豊かな環境を知ってもらいたいな」│Junkoさん(芦屋市)

※ 「VOICE」では、EAT LOCAL KOBEの取り組みに参加してくださる人たちの声をお届けしていきます。今回はマーケットのお客さまでもあり、時折お手伝いもしてくださっている芦屋市のJunkoさんです。

日本各地でマルシェに出会う機会が増えましたが、EAT LOCAL KOBE (以下ELK)は、樹々の下で季節の移り変わりを感じながら、ほっこりと出来る居心地のよいマーケットです。そして勿論、全部美味しい!

(写真は、2年前に社会実験として開催した時の様子)

美味しい理由の一つは、神戸の街中であって生産地が近いことです。実際いくつかの農家さんの畑を訪れ、見たことのなかった野菜の姿に驚いたり、栽培方法も本当に様々であることを知りました。また、そういった取組みを真摯にされてらっしゃる作り手の方々の貴重さも実感しています。

そんな貴重な食材を、ELKに行けば、沢山の作り手さんから直接買えるわけです。こんな幸せなことはないですね。今ではすっかりELKを中心に、作り手の方々により近い所から食材を買うようになりました。そして、もっと多くの人にこの豊かな環境を知ってもらいたいなと思ってELKを時々お手伝いしています。

土曜のマーケットだけでも十分幸せなのですが、マーケットを飛び出して、様々なイベントやワークショップがあるのもELKの嬉しいところです。参加したいものばかりで全部行けないのが本当に悔しい!(笑)そんな中から、今年の2月に参加した西区の畑訪問&味噌作り、そして3月の北区淡河を訪れる会をご紹介します。

西区では、約30年前に有機農業の取組みを始められたヘルシーママSUNの畑を見学。豊かな黒い土をぎゅっと握り占める西馬さんの手は力強くって優しくて、ここまでの道のりの長さを感じました。お野菜たっぷりの豪華ランチも頂きました。新鮮野菜で作った美味しいご飯をお腹いっぱい頂けるのもELKのイベントならではです。

昼食後に大勢でワイワイと作った味噌作りも何とも迫力がありました。そういえば、お味噌がそろそろ出来上がる頃です。どんな味に仕上がっているのか楽しみです。

帰り道には太山寺に立ち寄り、なかなか訪れることがなかった西区の見所も楽しむことができました。太山寺に隣接したお洒落なカフェでは、美味しい珈琲に苺サンド(苺は勿論地元産)まで登場した時には歓声があがりました。

3月に参加した北区淡河への小旅行も素晴らしいものでした。淡河の方々は土曜のマーケットに皆さん揃って出店されていたので、この機会にお店や畑を訪れることで、より親近感がわきました。また、淡河の土地に住む皆さんで盛り上げてらっしゃる様子も伝わり、とても羨ましかったです。

そして、参加者皆の目がハートになったのは苺狩り!とりすぎてはいけないと思いつつも、お腹いっぱいに苺を頬張った幸せな時間でした。

町を挙げて改装された立派なお屋敷(淡河宿本陣跡)の縁側で食べた、全て淡河産の美味しいランチも格別でした。楽しい企画てんこ盛りだった様子はこちらからどうぞ

さて、暑い夏から直に秋・冬へと向かいますが、ELKを囲む樹木から移ろいゆく季節を楽しむことが出来るのもELKならではです。旬のお野菜は勿論のこと、時には炊きたてご飯とお味噌汁の朝食、寒い冬の朝にはスイーツとホットウィスキーまで楽しめたりします。毎週用意されるドリンクからも旬の変化が楽しめるんですよ。

まだまだ紹介しきれませんが、季節折々の神戸の美しさと、作り手の方々のあたたかさを是非五感で楽しみに来て下さい。