「自分の居場所がもう一つできた、そんな感覚になりました」 |MICRO FARMERS YOUTH 卒業式
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こんにちは、事務局のはるかです!
学生がつくりあげる、学生のための畑塾マイクロファーマーズユース(YOUTH)の第1期生が修了・卒業を迎えました。 最後の活動日となる卒業式では、一年間を振り返りながらみんなが感じたことを語りあいました。
「コロナで不安でいっぱいだった自分の居場所がもう一つできた、そんな感覚になりました」
「野菜が虫に食われたヘコむこともあったけど、みんなと一緒なら失敗も楽しく乗り越えられるんだって気づくことができました」
「活動日全部が大切な思い出で溢れていて、あの時あんなこと喋ったな〜って鮮明に思い出せるんです!」
「単純に農作業への興味からはじめたけれど、私も農家さんになってみんなが集い交流する場所をつくることが、将来の夢になりました」
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一年前は、コロナ禍で大学に通えず、友達とも会えず。予定していた留学にも行けなくなるなど、思うように活動できず不安を感じている学生さんもいました。
そんななか、大学や学部も、きっかけも、想いも、みんなそれぞれ違うけど、ここに集まった11名の一期生。春夏秋冬を通して淡河に通い、野菜栽培から加工・地域活動・SNS広報などに挑戦してきました。
卒業式では、そんな中で感じてきた、自分自身の変化、YOUTHへの想い、これから進む道への決心、みんなへの感謝をあらためて言葉にしてみました。
こうして共有することで、より一層かけがえのない経験と仲間の存在だったことを再確認することができました。
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みんなで育てた小豆でどら焼きパーティー!
さて、みんなで涙を流したあとは、楽しみにしていたどら焼きパーティーです!
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というのも、自分たちで初夏に撒き、夏には草引き、秋に収穫、冬に脱穀した、みんなの小豆。
「この小豆をつかってどら焼きパーティーとかやりたいね〜」と妄想すれば、暑い日の作業もがんばることができました。
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そしてその妄想が、ついに実現!
自分たちで育てた小豆であんこを炊くってとても感慨深く、食べた瞬間からフルーティーな香りがしてとってもおいしい!
畑で芽吹いたよもぎを摘んで生地に練りこみ、トッピングは農家の先生・しょうこさんの育てたいちご。
やっぱり、自分たちでつくったもの、自分たちがだいすきな人がつくったものは、格別においしくて、胸もお腹も大満足なひとときでした。
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それぞれの道へ進むYOUTH
それでも、根っこは繋がっています。
事務局として一緒に活動してきた私自身も、学生さんからたくさんのことを学ばせてもらいました。
まずはなんでもやってみる姿、失敗もポジティブにとらえ仲間と乗り越えていく姿、仲間に悩みを共有したり素直に助けを求め合える姿
それは当たり前のようで、当たり前じゃない。私がいつのまにかできなくなってしまっていた大切なことばかりでした。
その中でも特に印象的だったのは、 ”みんな違ってみんな素敵、でも根っこでつながっている”ということでした。
冒頭でも述べたように、集まった学生さんは多種多様なメンバー。 同じ作業をしていても感じることはみんな違っていて、畑での日々は新しい気づきに溢れていました。 でも、みんな違っているはずなのに、なぜか共感できることがいっぱい! いつのまにか大学では話せないような、想いの根幹や価値観のことまで話せる仲間になっていたのです。
この春、6名のメンバーが卒業を迎えます。 大学院に進学し”栄養学”や”農と地域”という分野で学びを深めるひともいれば、市役所や食品小売会社、農業法人に就職するひとなど、それぞれの道へ歩みはじめます。
一見、バラバラのようにみえるかもしれませんが、みんなの根っこは繋がっています。
農に限らず、さまざまな分野で活躍しながらも、有機的に繋がっていく関係であり、いつでも帰ってこれる居場所、 それがYOUTHです。
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さいごに
YOUTHに関わり応援してくださったみなさん、また温かく迎えいれ、たくさん話しかけてくださった地域のみなさま、本当にありがとうございました!引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
さっそく2022年5月からは、2年目がはじまります。新しい仲間も募集中ですので、こちら(https://eatlocalkobe.org/microfarmersyouth_recruit-2/)をご覧ください。
YOUTHはみんなでつくりあげるスクールです。
ここで出会う仲間と共に、わたしたちの未来にタネを撒きませんか?
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