3. FARMERS MARKETからうまれたこと

3. FARMERS MARKETからうまれたこと

EAT LOCAL KOBEの目的の一つは、神戸の農水産業を広く知ってもらい、農漁業者、加工業者、飲食店、消費者、行政など、幅広い交流の場をつくり、共に成長できるコミュニティを育むこと。マーケットでの出会いがきっかけで、新たな事業や様々な取り組みへと拡がっていきました。

3. FARMERS MARKETからうまれたこと
(1) FARMSTAND
(2)MICRO FARMERS SCHOOL
(3)URBAN FARMING
(4)YOUTH
(5)漁師さん達との連携
(6)神戸暮らしの小さな旅
(7)FARM to FORK


(1)FARMSTAND「毎週から毎日へ」

ー神戸の農水産物を常に購入できる場づくりー

「土曜日以外にもマーケットに参加する農家の農産物を購入したい」との声を受けて「毎週から毎日へ」というキャッチフレーズで、2018年春・北野坂にFARMSTANDをオープン!FARMSTAND では、FARMERS MARKETに参加する農家さんを中心に、毎日スタッフが自ら西区や北区から採れたての野菜や農産物をピックアップして、みなさんにお届けしています。そして、神戸の海や牧場からのローカルフードも並びます。ほかには兵庫県産のもの、スタッフがオススメするもの、国内外のオーガニック商品など、LOCALと ORGANICをテーマに、楽しさも大切にしながら商品を選んでいます。キッチンでは、FARMSTANDに集まった食材を余すことなく使った日替わりランチやデリ、スイーツ等を毎日作っています。カフェスペースをご利用いただきイートインもOK!テイクアウトも可能です。そんなランチの特集記事はこちら ↓

「農漁業者に伴走する、委託販売ではなく買い取ることで食材への責任というバトンを受け取る、フードロスを生まない仕組み、今あるものでつくる、地域への貢献、営利と非営利のバランス、余すことなく」そんなことを大切にして、毎日営業しています。
▶関連記事「毎週から毎日へ。地産地消をもっと日常に。」「ABOUT FARMSTAND

2015年 はじまり

そんなFARMSTANDですが、実は2015年からオフィス前での無人販売をスタートしていたんです!ファーマーズマーケットの社会実験で知り合った農家さんたちが、まちへ配達するついでに、事務局のオフィスにも立ち寄ってくれることになり、オフィス前での無人販売がスタート!口コミだけで広がり、ご近所さんたちから好評でした。

農家さんが配達に来てくれている様子(上)無人販売では近所の子供達がお手伝いに来てくれることも(下)

2018年 北野坂にFARMSTANDがオープン

マーケットに参加してくれていた農家さんや料理人、コーヒー屋さんからもマネージャーを迎えました。八百屋さん経験者はいませんでしたが、自分たちの感覚でお店の基本を作っていきました。内装や家具もマーケットと同じく「みんなでつくろう!」を合言葉に作業し、閉店するお店から受け継いだものにペンキを塗ったり、リユースの木材で作ったり。基本的には手作りと古いもので仕上げました。

2020年 オンラインショップFARMSTAND DELIVERY がスタート!

コロナ禍をきっかけにスタート。外出が難しい状況で「マーケットにもFARMSTANDに行けないから、オススメ野菜を送ってもらえませんか?」という声をもらい、おまかせ野菜セットのデリバリーをはじめました。いまでは、野菜セットに加え、自家製加工品やオリジナル商品などもラインナップに加え、EAT LOCAL KOBE の世界を広くお届けしたい!という想いで続けています。
▶関連記事「お客様とのこんな会話から生まれたデリバリー
🔽デリバリーの特集記事はこちら

 


(2)MICRO FARMERS SCHOOL

ー都市住民に農のある生活への入口をつくり、小さな生産者を増やす事業ー

 

 

MICRO FARMERS SCHOOL(以下MFS)」は、神戸市北区淡河町をステージとして、生業として農業への道を目指そうとしている人、もしくは自給自足生活に挑戦しようと考えている人、その中でも農業と農業以外の仕事を両立しながら目指そうとする社会人向けの農業スクールです。
※神戸市で新たに創設された就農制度「ネクストファーマー制度」認定校
2020年よりスタートし、毎年約15名が受講、一年間の座学と実習を通じて野菜栽培、食品加工、ファーマーズマーケットでの販売体験など実践を通じて学びます。(現役生、卒業生インタビューはコチラ

2022年からMFSの枠組みの中に既存の「保田ゼミ」が加わり、新たなコースとして農家の手仕事や保存食をテーマに学ぶ「農家の暮らしから学ぶ・秋と冬」、2023年には「園芸療法 講座 ~ 植物の力を借りて私たちにできること ~(全8回)」が開講しました。

「食」という大きな鉢があったとして、そこには大きく立派な石(大規模農家さん)、キラキラ光る小さな石(小規模農家さん)が埋め尽くすように入っています。その中でマイクロファーマーズは、その石と石の隙間を埋める「一粒の砂」のようなもの。小さな一粒だと思うかもしれませんが、その砂粒たちがどんどん増えて、時にはくっついて塊になったりしながら隙間を次々と埋めていくと、いつしか「食」という鉢は満たされていきます。MFSは、そんな社会を目指しています。

小さいながらも確実に「食」の隙間を埋めることで社会に貢献しながら、自身も豊かに生きていく。そんな「小さきこと」「兼業であること」を強い利点とする “マイクロファーマー” が増えることで、農の世界にもっと多様性が広がり、”農”を私たちの身近なものとして取り戻せたらいいですね。SMALL IS BEAUTIFUL!

MFSではこれまで、まちなかでの農の勉強会、暮らしのワークショップ、農村ツアー、ファームビジットなど、様々な取り組みを行ってきました。それぞれの活動がカタチを変えて今に続いていく、その変遷をご紹介します。

 

2016年

【勉強会】保田ゼミ「ELK有機農業の寺子屋」(〜現在)
講師は、神戸大学名誉教授 保田茂先生。若い世代に向けた、ELKの新しい取り組みとして、保田先生から有機農業について全6回で学びました。(初回の様子

保田ゼミ「ELK有機農業の寺子屋」初回の様子@元町・マルメロ

【まちなかのワークショップ】暮らしの学校(〜2019)
「暮らしの学校」は、農や食に関心をもちはじめた人同士がつながり、その関心をより深めるための学びと体験の場。2016年にスタートしてから、農家さんによる料理教室やワークショップ、トークイベント、ファームビジットなど、ほぼ毎月様々なテーマで開催しました。
2019年に神戸市北区淡河町にできた拠点「farmhouseケハレ」での活動が本格的にはじまり、まちなかで農に触れるワークショップから、まちなかから出向いて農村を体感するスクール、MFS「農家の暮らしから学ぶ・秋と冬」「園芸療法講座〜植物の力をかりて私たちにできること〜」へと広がりました。※北野で開催する単発ワークショップ等も継続しています。

ふぁーむ&がーでんヒフミさんの“夏の恵みを味わう会”(左上)、神戸の素材で”しめ縄作り”(右上)、甘果園さんの赤い梅 “露茜”で、梅シロップを作ろう!(左下)、農家さんとラフィアで夏の帽子をつくろう!(右下)@元町マルメロ

2018年 

【農村・まちなかのワークショップ】農と里山ワークショップ(全12回) in 淡河&北野
このワークショップでは、神戸ならではの近さで街と里山を行ったり来たりしながら、農をまんなかにした学びと、緩やかな繋がりを得ることを大切にしました。農村では、蕎麦の栽培や季節の料理教室などを行いました。まちなかでは、北区・淡河町からゲストを招き、農を中心とした様々なお話を伺いました。(協力:淡河わっしょい)

 

 

2019年 

 【農村ワークショップ】種まきから始めるおでんづくり (全10回)in 淡河
農村での拠点となる古民家「farmhouseケハレ」にて活動がスタート!農家から学ぶ秋冬10回連続ワークショップが皮切りとなりました。農家と作業や食を共にし、最終回には、タネを蒔き育てた大根も使った「おでん」を参加者みんなで囲むことを目標に、農家さんや地域の人たちといろんな「おでんのタネ」づくりを行いました。

半年間、淡河町に通うスタイルのワークショップが、いまのスクールへと繋がりました。

2020年 

【勉強会】保田ゼミ「日本の経済と有機農業-これからの生き方を考える (全10回)(〜現在)
2016年からはじまり、4年続いた「有機農業の寺子屋」ですが、スタイルを変更しテーマをより広げ、また、そのときの時勢を取り入れながら、時には脱線もアリ!という、保田先生を囲んでのゼミスタイルになりました。有機農業を軸に、いま私たちが知りたいことを学びながら、これからの生き方をポジティブに考える場を目指しています。

2023年 保田ゼミ
2023年「農家の暮らしから学ぶ・秋と冬」
2023年 マイクロファーマーズスクール生の圃場実習の様子
2023年 MFS「園芸療法講座」

 

(3)URBAN FARMING

ー 都市住民に農のある生活への入口をつくり、小さな生産者を増やす事業ー

農村部に農の理解者となる市民・マイクロファーマーが増えると同時に、まちなかにも理解者を増やしたい。まちなかでも日常的に土に触れることで、都市住民も食べ物がどうやって生まれているのかを思い出してほしい。「食」を他人事にせず、自分事として取り戻すための入り口が、アーバンファームだと思っています。

そのため、EAT LOCAL KOBEでは農家さんに講師として参加してもらうことを大切にしています。農村とまちなかが心と心で近づく、そんな運動です。

 

2015年 北野で、プライベートアーバンファームの開墾がスタート!

2020年 FARM to FORKのテーマは、「まちを耕そう!」(当日のレポート

あわせて10月を「URBAN FARMINGを考える月間」とし、世界の都市農家インタビューや、神戸のアーバンファーマー取材動画発表、アーバンファームツアーなどを行いました。

2015年 北野プラベートアーバンファーム:草刈りからはじまり、レンガを運んで区画を作っていきました。
2017年 山羊堂さんの協力のもと、山羊も一緒の草刈り

【食都神戸推進の一環として整備された農園】

2021年 

平野コープ農園」 @兵庫区・平野展望公園内  (運営:平野コープ講師:はなれ・高木さん)
ウンガノハタケ」@兵庫運河沿い (運営:ウンガノハタケ園芸部、講師:チアファーム・浅川さん)

2022年

北野エディブルヤード」@旧北野小学校敷地内  (運営:北野エディブルヤード、講師:森本聖子さん)
「ウジャマー菜園」@長田区・新湊川公園内  (運営:SoooGoodながた、講師:ストベジファーム・足立さん

URBAN FARM BOOK-街の中の使われていない場所をアーバンファームにするためのガイドブック-」も発刊しました。

平野コープ農園(左上)、ウンガノハタケ(右上)、ウジャマー菜園(左下)、北野エディブルヤード(右下)

 

(4)YOUTH

ー次世代のために種をまく事業ー

未来をつくっていく子どもたち・若者は、とても大切です。だから彼らと一緒に、彼らのなかに、タネを蒔くことをしたいと思っています。未来を担うひとたちが、明るいビジョンを持ち、タネを健やかに育めるような社会、環境であることを願って活動しています。

2017年  北野こどもキッチンスタート(〜2021年)

みんなでつくろう!神戸の旬の食材を多年代で囲み、みんなでつくって、みんなでたべる食堂です。中央区連合婦人会さんと一緒に、地域の居場所づくりや食育を目的とした取り組みをスタートしました。※スタート時は「元町こどもキッチン」

2019年 KOBE”にさんがろく”PJ「KOBE RE SAUCE PROJECT」

神戸市主催・産学連携「にさんがろくプロジェクト」を通じて、学生さんや企業さんとも共働し、ローカルの農家さんと生み出す加工品の可能性を感じました。また良いものを作れば、適正価格で流通できるというという学びがありました。EAT LOCAL KOBEチーム1年目は、神戸の野菜だけを使ったオリジナルソースを作ることを目標に、学生のみなさんと一緒に取り組みました。(中間報告会最終レポート

↓その後の発展

2022年 オリバーソースさんと「KOBE CRAFT SAUCE PROJECT」が発足!

この活動で試作品がリリースされた神戸クラフトソース。2021年春には、新商品として限定リリースに繋がりました。そして、2022年春には、新たな神戸クラフトソースが開発されました。その過程はコチラからご覧ください。

2020年 KOBE”にさんがろく”PJ「KOBEアグリ活」

EAT LOCAL KOBEチーム2年目には、大学や学部の垣根を超えて、食や農業に関心のある学生10人が集まりました。そして、9月から約半年間、淡河町野瀬地区をステージに農業体験を通じて「学生が農業を学ぶ場作り」を一緒に考えました。
▶学生さんたちが書いた活動新聞はコチラ
▶日々の活動報告はコチラ

↓その後の発展

2021年 学生の活動から生まれた畑塾「MICRO FARMERS YOUTH」202120222023

「神戸アグリ活」EAT LOCAL KOBEチームの皆さんが、半年を通じて真剣に農に向き合う姿、些細な気づきから日々の暮らしを豊かにしていく姿を間近で感じ、この活動は続ける意義がある!アグリ活を持続可能な活動にしたい!という思いから、学生による学生のための一年間の農業スクールが生まれました。(~2023年)YOUTHでは、作付計画から栽培、そしてご飯づくりや保存食づくりなど食べるところまでを、自分たちで考え、実践を通じて学びます。
▶関連記事
自分の居場所がもう一つできた、そんな感覚になりました |YOUTH 卒業式 (2022)

「KOBEアグリ活」のみんなが書いた活動新聞の一部
MICRO FARMERS YOUTHに通う学生さん

2021年 KOBE”にさんがろく”PJ「神戸CRAFT納豆」チーム

ELKチーム3年目は、「神戸CRAFT納豆」チーム。ローカル素材のCRAFT納豆づくりを体験し、伝える活動に取り組みました。北区淡河町を拠点とし、現地ではMICRO FARMERS YOUTHの学生と交流しながら活動しました。納豆づくりはもちろん、大豆の収穫・脱穀・さやむき・選別も体験。淡河町で得た学びや納豆の魅力を、今度は伝える側にまわりたいと、自宅でも簡単につくれる納豆について、友人に何度かレクチャーするなど、ワークショップを開催。より多くの人に活動を知ってもらうべく、紙面づくりも行いました。
▶日々の活動報告はコチラ
学生さんたちが書いた活動新聞はコチラ

2022年 KOBE”にさんがろく”PJ「KOBEまんぷくプロジェクト」

ELKチーム4年目は、「KOBEまんぷくプロジェクト」。神戸の農家さんや漁師さんのもとへ足を運んで学んだことをもとに「まんぷくすごろく」を制作しました。神戸の美味しい食べ物のことや食にまつわる豆知識など神戸の豊かさを、学生さんの視点からぎゅっと詰め込み表現してくれています!
▶日々の活動報告はコチラ
▶まんぷくすごろく全文はコチラ


 (5)漁師さんとの連携

EAT LOCAL KOBEがはじまった頃は漁師さんと関われることが少なかったのですが、いろんな機会にお声がけしたら、どんどん気持ちよく参加してくださいました。

ファーマーズマーケットを海岸や漁港で開催することを農家さんも喜んでくれ、回を重ねていたら、新たな漁師さんも参加してくれるように。海へ山へ農村へと気軽に出かけられる神戸だからこその繋がりと広がり。

そうしていたら「海だけを見てたらあかん!」と漁師さんの声。そこで海山田畑は繋がっていると伝えるために、動画やマップも制作しました。私たちの里海、里山、この環境をみんなで守り育てていきたいです。

2016年〜 地引網イベントと、わかめオーナー制度@須磨

2016年 すまうら水産さんと一緒に、海の恵みをリアルに体験する地引網イベントを神戸市の地産地消推進の一環としてスタートしました。こども達が地引網で魚を採って、さばいて、食べるところまで。魚の生命が口に入るまでを体験するイベントです。
また同年から、すまうら水産さん主催のわかめオーナー制度にも、毎年EAT LOCAL KOBEとして参加者を募り参加しています。

2019年「SUMA DAY」ファーマーズマーケットを須磨海岸で初開催!

2020年〜2022間 コロナの影響で中止

2023年 すまうら水産さんがメインスポンサーとなって復活!(当日のアルバム

地引網の様子
わかめオーナー制度で、ワカメの株付けをする様子

2020年 OCEAN FRONT MARKETの開催

東須磨漁業振興会・水産研究会の漁師さんとのスペシャルマーケット「OCEAN FRONT MARKET」を開催しました。日頃は客船が並ぶ神戸港に漁船が並び、その向かいには農家さんの軽トラという特別なマーケットになりました。トークセッション(トーク)を行ったり、料理人の方々のご協力で神戸のハモや魚を使った朝ごはんも登場しました!

2021年〜 垂水漁港でもマーケット開催!

神戸の若手シラス漁師グループ「神戸ペアトローリングス」さんによる神戸の海についてお話や、地元の飲食店さんによる魚の捌き方デモンストレーションも好評!をいただきました。隣では昼網の鮮魚市も同時開催され、海と畑からの恵みをお買い物できるのもここならでは!

2021年〜 須磨海岸で年に一度のお祭りFARM to FORKも開催!

2021年、2022年の2年に渡って、FARM to FORKを須磨海岸で開催しました。

【2021】「みんなで守り育てよう!神戸の海・山・田畑」(レポート(vol.1vol.2))
イベント開催に際して、海、山、田畑のつながり、そして私たちの暮らしとのつながりを伝えるスペシャルムービー【MOVIE】みんなで守り育てよう!神戸の海、山、田畑を制作しました。

【2022】「みんなで願う豊作と豊漁」(レポート(vol.1vol.2))
六甲山のミネラルウォーターと明石海峡からの海の流れが合流する神戸空港付近は魚がたくさん獲れる良い漁場なのです。その繋がりと、神戸の魚が買える場所がわかる地図の作成と配布を行いました。(「実は神戸は豊かな漁場だった。」

2022年 神戸の農村の子どもたちと一緒に、兵庫運河へ

夏休みのある日、神戸の農村に暮らす子どもたちと兵庫運河へ出かけて、兵庫区漁師・糸谷さんから海のこと、田んぼと海も繋がっていることなどを学びました。海に入ってあさりを探したり、しらす丼を食べたり、思い出になったかな?!(レポート

2023年〜 東遊園地のマーケットにも、漁師さんたちが来てくれました!

神戸の若手しらす漁師グループ「神戸ペアトローリングス」さんが「しらす丼」で朝ごはん出店!スイカ割りも子どもたちと一緒に楽しんでくれました(2023年)
長田区駒ヶ林・コマハマ漁師組さんが「たこめし」で朝ごはん出店!お餅つきにも加勢してくれて、農家さんも嬉しそう!(2024年)

 

(6)神戸の暮らしと小さな旅シリーズ

外国人や移住者から視た神戸とその方々からのレシピを通じて、神戸の魅力や多様性を記事や動画で可視化。神戸には豊かな田畑や海があり、田畑や海に栄養を与えてくれる六甲山という山もあります。そんな環境のなかで私たちは、農家さんや漁師さんと手をつなぎ、おいしい暮らしをサスティナブルにしていきたいという思いから発信しています。

そして「今あるものでつくる」ことが地産地消の推進につながり、環境にもやさしいと信じて、「神戸の暮らしと小さな旅シリーズ」を継続しています。

2015年 「神戸に暮らす人が神戸の隠れた食の魅力を探求するシリーズ」(レシピ付き)

神戸で活動する家庭料理家が、市内の農園を訪ね、農家や外国人の方からレシピのヒントをもらいながら、友人を集めて小さなパーティーを開く。そんなプロセスを綴りました。(全4回)

2015年 「神戸に暮らす人が神戸の隠れた食の魅力を探求するシリーズ」(レシピ付き)

春:ファームでの収穫。バーバラさんの肉料理を囲む小さなパーティー(前編後編
夏:北区へ農家探訪記。 そして六甲山頂でデビッドさんのバーベキュー(前編後編
秋:秋の朝、Farmers Marketでお買い物。ダリアさんのお家で小さな食事会(前編後編
冬:冬の海。ワカメ狩りにポールさんが須磨へ朝の散歩。冬のアウトドアレシピ(前編後編

2021~2022年 「高山なおみさんと神戸の小さな旅」(食都神戸推進事業)

料理家・文筆家である高山なおみさんと一緒に、神戸をめぐるシリーズです。「食都神戸DAY・FARM to FORK」のステージで、高山さんにトークをしていただくため、一緒に農家さんや漁師さんに会いに出かけました。その様子を、2021年度分、2022年度分とふたつのタイトルでお届けしました。
▶ムービー・記事
「①おいしいを見つける、海と田畑の神戸旅」
「②今あるものでつくる、神戸のごはん」(レシピ付き)

2023~2024年「高山なおみさんと神戸の暮らしシリーズ」

料理家・文筆家である高山なおみさんと一緒に「神戸のおいしいもの」をお届けするシリーズ。食と神戸暮らしの楽しみを、春夏秋冬ごとにご紹介していきます。


(7)FARM to FORK、そしてON THE BEACHへ

食都神戸DAY・FARM to FORK   主催:神戸市
※食都神戸事業の一環として、2016年〜2022年まで開催。

「農」をまんなかに、FARM(田畑)とFORK(食卓)をつなぐ、年に一度のお祭りとして開催した、食都神戸DAY・FARM to FORK 。毎年様々なテーマを掲げ、神戸の農家さんや漁師さんを中心に、多彩な出店者が参加するマーケット、トークイベント、ライブペインティングや音楽ライブ、映画鑑賞などを、秋の週末に東遊園地や須磨海岸で楽しみました。

 

「食都神戸DAY・FARM to FORK」は終了しましたが、2023年からは年に一度のお祭り「ON THE BEACH」と名称を変更してEAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET 実行委員会が継続しています。

 

 DATE BASEー9年間の思い出ー

FARMERS MARKETのアルバム(2018年〜現在)、暮らしの学校・EVENT・FARM VISITの詳細、FARM TO FORK(2016年〜2022年)などのレポートやアルバムを、コチラにまとめています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

Thank you for

A SMALL CIRCLE OF FARMERS MARKET

ーみんなでつくろう!小さな循環ー


FARMERS MARKETが協働する「食都神戸」とは

「食都神戸」とは、「食文化を神戸の魅力に育てていく」ことを目指した中長期的な運動です。 2015年の始動からこれまで、都市地域と農漁業地域が近接した神戸独自のポテンシャルを最大限に活かし、神戸産農水産物の普及促進や農を活用した食ビジネス支援等に取り組んでいます。

神戸で暮らす一人ひとりが食とのつながりを深めることで、自分らしく豊かに生きるライフスタイルを目指します。

                         ー神戸市のサイトよりー